金融安定化法案が否認

•今日は再び米国の歴史的な日を経験。

7000億ドル($700 Billion)の税金を投じて米国銀行から不良資産を買い取る「金融安定化法案」(Bailout Plan)が下院で否認されたのだ!
これを受けて株価は急落、777.68ドル安の$10,365.45でひけた。777はスロットマシーンなら超ラッキーな数字だが株価の一日の下落ポイントとしては過去最大(最悪)、下落幅の7.13%は最近20年間で最大。

薄氷の上にかろうじて乗っていた米国の金融システムだが、ぴきっとヒビの入った音が聞こえた一瞬となった・・・・

大統領や議会リーダーなどが事前に話し合って合意しているプランなのだから、下院で否認されるとは極めて意外。反対票の理由はひとえに納税者にこびているのであり、すなわち税金の用途としての救済案は納税者に好まれず、ひいては目前に迫った選挙に影響があると、要は票の心配をしての事なのだ。

しかし、現実にはこの救済がなければ金融業界ひいては経済全体のメルトダウンが始まり世界的な大惨事となることが眼に見ている。おそらく、手直しした法案を再提出し、それが通るということになるのだろう。通ったら通ったで、7000億ドルは充分な金額ではない、といった問題が残るのだが。


ひさしぶりに出社して認識したのは9日間のバケーションで視力が非常に向上していたこと。休暇中は一日に1時間くらいしかコンピュータを観ていないこと、緑や海などを見てのんびり過ごしたことなどが良いのだろう。普段いかに眼を酷使し、且つストレスの多い生活をしているかということだ。