モントリオール/ ケベック・シティー

モントリオールは17世紀にフランスの植民地として作られたVille-Marie(マリーの町)から発展したものでカナダで二番目に大きな街。山(モン・ロワイヤル=ロイヤル山)とセントローレンス川にはさまれた都会。新市街には近代的な大きな建築物が、旧市街はヨーロッパの町の雰囲気がたっぷりの石造りの小さな建物が並び、川べりには港町なので大きな桟橋と船と倉庫、更に公園や散歩道、また山にも公園が広がり、モントリオールはいくつもの顔を持つ。商業、金融、更に交通の要所でもある。
天気は快晴、気温は20度くらいと最高。車道も歩道も広く更に随所に広場があり空間が有効にあしらわれている。どこにも花があふれていて美しい。まるでヨーロッパの町にいるような旧市街をぬけてセント・ローレンス川に出て川辺を散歩。ランチは川べりの公園で。

町の道路標識や各種案内はフランス語が多いが英語併記の場合が多いし、人々は英語も流暢に話す場合が殆どなのであまり外国という感じは無い。お金も米ドルがそのまま通じるし(お釣りはカナダ$になる)。

夕方のバスでモントリオールから3時間半、ケベック・シティーへ。ケベック・シティーのケベック・パレ駅舎はお城のようなデザイン。

ケベックシティーはケベック州の州都。1608年にフランスが来て砦をつくり以降1763年にリ講和会議でイギリスの植民地となるまでフランスから多くの入植者を受け入れた。外から攻めにくいように高い丘の上に作られた街。駅(列車の駅とバスのターミナルは隣接している)は丘の下にあるので、そこから坂道を30分ほどあるいて登り町の中心部にあるホテル・デルタにチェックイン。だいぶ北に位置しているが意外に気温は低くなく多分摂氏15度か10度くらい。
部屋に荷物を置いて町に出る。ホテルのすぐそばがケベック議事堂でこれがまるで宮殿のようなつくり。前庭にある噴水とともにイルミネーションが美しい。そのあと近くにある城壁の門をくぐり旧市街へ。ケベック市の旧市街はぐるりと城壁でかこまれているのだ。旧市街は石を積み上げた建物が並びそれぞれは趣向を凝らした看板がかかりザルツブルグかあるいはスイスの田舎町を思わせる。どこにもゴミがおちていなくてきれいで清潔。旧市街はセントローレンス川を見下ろす崖で終わるがそこに辺りを威圧する大きくて立派で美しい建造物がある。これは現在はフェアモント・ホテルとなっているかつてのお城、シャトー・フロンテナック。中に入りロビーを見物。立派だがヴェルサイユのような絢爛豪華で贅沢を追及するというものではなくて、外観も内部もバンフのスプリングス・ホテルのような重厚なつくり。その後はふたたび旧市街をぶらぶらして11時近くに部屋に戻る
ケベック・シティー泊。