ハンガー・ゲーム

舞台は近未来。干ばつ、火災、飢饉、戦争などで北米は崩壊し、Panemという独裁国家による支配が続いており、中央勢力が12の地区に分けられているほかを支配していた。
中央勢力は毎年「ハンガー・ゲーム」を主催する。各年2名の若い代表が各地区から抽選で選ばれれ「ハンガー・ゲーム」に参加する。このゲームは全国的にテレビで放映されるもので、一部は娯楽目的のエンターテイメント・ショウだが、別の(本来の)目的は支配される側に征服されていることを知らしめるための脅迫でもある。征服された12の地元民の地区では、テレビのゲーム放送を見るのが強制されているくらいだ。24名の参加者は、競合するほかのメンバーを排除することを目的とし、勝者となる1人だけが生き残れる24人の殺し合いゲームでという残忍なもの。
今年で74回目になるハンガー・ゲーム、第12地区のメンバー選択抽選で女子代表に選ばれたのは12歳のプリムだったが、姉で16歳のキャットニス(ジェニファー・ローレンス)が妹の代わりに代表になると志願する。彼女の男性の相手ピータとともにゲーム会場に向かう。他の地区からの代表たちは、人生の全てをこのゲームのために訓練を受けているような猛者たちと戦うことになる。
アクション、友情、政治的サタイア、などが盛り込まれた作品で楽しく鑑賞。
2012年ゲーリー・ロス監督作品 USA 142分