ウィーンのカフェ(中欧旅行8)

11:10発のウィーン行き列車に乗る。席はコンパートメントで居心地良い。うっすらと雪に覆われた平野の景色をみながらお弁当でランチ。列車は一路南東に。途中から車窓からみえる表示などがドイツ語になりほっとする。やはり言葉がわかる場所は良い。3時間でウィーン西駅着。なんとパスポートのチェックはまるで無くていきなりウィーンの街になった。
3PM、まずはホテルにチェックイン。街の中心部に近いロケーション。素朴なインテリアでローカル風味がありとてもよい。床がきしむ。ザルツブルグで泊まったホテル・ゴルデナー・ヒルシュを思い出した。


中央ヨーロッパのこの時期の日没は4時10分くらいなのですぐに暗くなってしまうから、日のあるうちに見物に出かけようとホテルを3時半ごろ出る。まずは徒歩でベルベデーレ宮殿へ。立派な宮殿の前にはクリスマス・マーケットがひらかれていて観光客でにぎわっていた。縦に長く広がる前庭は夏にはさぞや草花が美しかろうというレイアウトだが、何しろ冬なので何もなし。この段階で日が暮れる。
そのあとウィーン中心部へ向かう。王宮(ホフブルグ)や図書館を見物。寒い。

ウィーンといえばカフェ、そしてザッハートルテ。そこで有名カフェであるデーメルに入りコーヒーとザッハートルテを頼む。
コーヒーはとてもおいしかったがトルテはわたしには甘すぎ(ザッハートルテは以前にホテル・ザッハーのものを食したことがあるがやはり甘すぎだった)。でも、ウィーンのカフェを体験できたので満足。


一休みした後は市庁舎へ。
ヨーロッパ各地の広場ではクリスマスマーケットが登場するが、特にウィーン市庁舎の前のマーケットは規模、イルミネーションの美しさ、背景との調和などからも屈指のものといわれている。




クリスマスマーケットでは、ソーセージや、チョコレート、ドーナッツなどの食べ物、それから民芸品などの木製屋根壁付きの屋台が並ぶ。特に「グリューワイン」は欠かせないもので、これは暖めたワインにオレンジや砂糖を投入した飲み物でマグカップに入れて売られる。マーケットを見物する人たちの多くはマグカップを手に屋台をみて歩くもの。
我々はポテトパンケーキを買って食べる。濃厚でひとつでおなか一杯になり本日のディナーは露天で済ませた。

---

今日の食事:

  • 朝: ハンガリー風ロールパン、スクランブルドエッグ、チーズ、ヨーグルト、チェリー、コーヒー
  • 昼: チーズ・サンドウイッチ、チョコレート、コーヒー
  • 夜: コーヒー、ザッハートルテ、ポテトパンケーキ、アイスクリーム、水