センテンデレ(ハンガリー)(中欧旅行10)

起床7時半。朝食はコーヒーとフルーツケーキ。おいしい。

9時少し前に部屋を出て地下鉄を乗り継ぎウィーン西駅へ。駅でサンドウイッチやプレッツエルを買い電車に乗り込む。

定時に音も振動も無く静かに発車。
変わる景色を楽しみながらプレツエルを食べる。鬼のようにおいしい。サンドウイッチも鬼。オーストリーは何もかもよい。言葉もわかるし、人は明るいし。オーストリーを離れるのが名残惜しい。



雪に覆われた丘の間を走る列車。ウィーン滞在中に降雪があったようで往路より雪に覆われた部分が多いように見受けた。木々は枝に雪と氷がつき樹氷状態なので真っ白な世界なのだった。

じきに国境をこしてハンガリーに入国。とたんに景色がくすみ、建物が汚らしくなる。ハンガリーの人は手入れとかメインテナンスとかの観念がなくて壊れたらそのまま。これはソビエト共産支配時代の名残なのか、もともとがそういう気質なのかは不明。

ブダペスト到着後は直ちに地下鉄で別の駅に向かいそこからローカル電車で約40分、センテンデレ(Szentendre)へ。
ここはオープンエア式美術館と芸術家が多く住む村である事で知られるが、その中世そのものといった町並みからハンガリーブダペストの次に訪れる人が多いという観光名所になっており、レストランや手工芸品店などが軒をなられべている。

おりしも今日はクリスマスイブの前日、街の中央広場(Fo ter)でツリーの点灯式が行われているところに出くわす。村の人々が自分たちで焼いたクッキーやケーキを持ち寄り周囲の人に配る。おいしかった。しばらくして村の聖歌隊によるクリスマスキャロルの歌声が聞こえてきた。どれも耳になじみのある賛美歌だが言語がハンガリー語なのでエキゾティック。
ツリーの飾りは素朴で且つ美しく、マジカルで静かで良いクリスマスイブ・イブのイブ。ハンガリーのイメージが変わったのだった。

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今日の食事:

  • 朝: シュトーレン、コーヒー
  • 昼: プレッツエル、チーズ・サンドウイッチ、コーヒー
  • 夜: ピッツア、アイスクリーム、水