ウィーン・モダン: クリムト、シーレ世紀末への道


 

国立新美術館で開催中の展覧会『ウィーン・モダン: クリムト、シーレ世紀末への道』を鑑賞。

 

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ウィーン世紀末 それは新たなはじまりだった 18世紀の女帝マリア・テレジアの時代から19世紀末~20世紀初頭のモダン・アート、モダン・デザインの黄金期まで、近代化(モダニズム)の過程を4章構成でたどります。

 

1700年代末期から20世紀までウィーンがモダニズムに進んでいく経過をにそった絵画、彫刻、家具(椅子)、建築模型などを展示。

 

展覧会場は撮影禁止だが、なぜか、この「エミーリエ・フリーエの肖像」(Boldnis Emilie Flöge)のみが撮影が許可となっていた。1902年クリムトの作品だが、モデルになったエミーリエ本人は気に入らなかったらしい。

 

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クリムトのほかに、シーレ、ココシュカの作品も多くとても楽しめた。

 

椅子もたくさん展示。

 

それまでの椅子は、座る人の権力や地位をあらわす威圧的なものだったのが、この時代から、一般の人々が家庭内部の空間で寛ぐために用いるものにと変化してきた。

 

よって大きく重く動かすのも大変な椅子から、置く位置を自由に変えられる現代のような椅子が現れたとのこと。

 

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これはカタログより。

 

ポストカードを数枚購入。

 

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左上はシーレ、右上はココシュカによるポスターの縮小版。

下は、ルエーガ・ウィーン市長が60歳の誕生日のときにオットー・ヴァグナーが製作した椅子(1904)。リベット風のものも文字も象眼細工。

 

 

駆け足でウィーンの歴史200年に触れることができるセレクションと配置で見応えのある展覧会だった。

 

  


 

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