下町ロケット

三菱銀行員である作家、池井戸 潤(いけいど じゅん)の2011年直木賞受賞作 『下町ロケット』を読む。2年ほど書架で冬眠していた本。


佃製作所は従業員200人の中小企業。小型エンジンとロケットに使う水素エンジンのバルブを作る高い技術を持っていたが、大手取引先とのトラブルで受注が激減、赤字に転落していた。
ロケットを扱う大手企業である帝国重工から、佃製作所の開発したバルブシステムの特許提供を持ちかけられるが、佃は代わりに部品提供を申し出る。バルブシステムが無ければロケットは飛ばない。帝国重工は激しいテストの要求を課してきた。


佃製作所の社長である佃航平は実は研究畑出身でかつてロケット用の大型水素エンジンを設計し、種子島宇宙センターで実験衛星打ちあげに立ち会ったのだが、そのロケットは打ち上げに失敗してしまう。
彼は研究所を去り工場・会社の経営者となるが、かつてのロケット打ち上げ失敗の原因となったバルブシステムの研究を続け、工場の中心的製品である小型エンジンに加えてバルブ・システムの試作も行なっていたのだった。
社内ではビジネスにむすびつかないR&Dに大金のかかるバルブシステムには反対の意見もあるものの、大方は「技術の佃」の原点ともいえるバルブシステムに一目をおいていた。
佃製作所のバルブシステムが採用されて宇宙に行くまでの紆余曲折、大企業の上から目線の人、諦めないで挑戦する人々の姿を描くビジネス・エンターテインメント小説。


読後感爽やか。

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今日の運動:

  • インラインスケート ・・・ 0 miles (当月累計 0.0 miles ログ )
  • ストレッチ等 ・・・ 腹筋 40、レッグ・ストレッチ 20、腕立伏 0、チュービング 0
  • ダンベル ・・・ Curl 0、Lateral Raise 0、Press 0

今日のボディー・モニター数値:

  • 体重 ・・・ 104.2 LBS
  • 体脂肪 ・・・ 15.9 %
  • 水分量 ・・・ 56.9 %