映画『シャイロックの子供たち』


 


映画『シャイロックの子供たち』を新宿ピカディリーにて鑑賞。

 

日本映画はこれで多分4本目か5本目。友人から誘われて、池井戸潤が原作だし(*1)、それに、銀行が舞台なので(わたしと友人は某銀行の元同僚)応諾したもの。月曜日なら字幕付き上映があるのだけれど行った日は月曜日でないので字幕なし版のみ。

わたしは普通の会話なら日本語は問題なくわかるのだけれど、怒鳴りあう場面だと言葉が全く聞き取れないのだ。

 

映画の題名「シャイロックの子供たち」は勿論シェイクスピアの「ヴェニスの商人」に登場する強欲なユダヤ人商人シャイロックに関係する。ただし、”子供たち”は子孫ということではなくて、シャイロックになる要素のある存在を子供たちという表現で位置付けている。

 

映画は、欲がテーマ。銀行員や不動産を扱う人々が欲の誘惑に負けて悪事に手を染めて行く話。はじめは善良だった銀行員も最後にはシャイロックになるというもの。

 

テーマの展開や大筋はよくできているが、しかし、細かいエピソードに違和感満載。たとえば、行内で銀行員同士が現金の受け渡しを行うのに、現金入り袋を受け取った側は中身の確認もせず袋ごとデスクに放置するなど、銀行としてありえないシーンが気になった。原作者の池井戸潤は銀行勤めの経験のある人なので、こんなずさんなことを書くことは考えられず、おそらく映画の脚本家による創作なのではなかろうかと思った。そういうところが気になった。 

 

 


 

Health Data: (03/23/23)

  • Fitness: 7,661 steps, 4.4 km, 5 floors, Pushups 15, Crunch 0、Plank 60 sec.、Squat 0、Dumbbells Curl 0, French Press 0、Upright row 0
  • Body: Weight 45.0 kg, Body Fat 20.8 %、BMI 18.15
  • Vitals 113/67/68
  • Basal Body Temperature 36.2℃

 


*1:以前に氏の小説「下町ロケット」を読んだことがありとても面白かった