『「グレート・ギャツビー」を追え』(ジョン・グリシャム著)読了。
出版日:2020年10月7日(日本)、2018年3月6日(USA)。
グリシャムなのに弁護士も法廷も出てこない。
プリンストン大学の図書館からフィッツジェラルドの直筆原稿が盗まれ、その行方を追う話。
盗まれた原稿にかけられていた保険金は$25百万。保険会社はその支払いを回避すべく捜査を始めた。
保険会社に雇われた売れない作家マーサー・マンは、極めて濃厚な容疑者であるブルース・ケーブルを探るためにフリリダ州カミーノ・アイランドに派遣される。ブルースはそこで独立系書店「ベイブックス」を経営している。カミーノ・アイランドはマーサーが子供時代を過ごした場所でもある。島での状況描写は映画をみているようでフロリダの風を感じる。
マーサーとブルースの大人の駆け引き、地下の世界、海の風、シャンペン。
グリシャムらしいミステリーっぽさはあまりなくて、サスペンスとしては物足りないが、作家、書店主、稀書収集家と、本に関わる人達の世界を覗けるのが興味深く、出版業界の話として捉えて読み、それなりに楽しめた。
原題は Camino Island。日本題も「カミーノ・アイランド」とすべきだった。舞台のほとんどは当地なのだから。映画でも小説でも日本題には問題なケースが多い。
Health Data:(04/18/21)
- Fitness: 6,346 steps, 3.2 km, 7 floors, Pushups 0, Crunch 55
Dumbbells Curl 50, French Press 30、Upright row 26 - Body: Weight 45.0 kg, Body Fat 20.9 %、BMI 18.15
- Vitals 110/67/67
- Basal Body Temperature 35.7℃