【book】『炎の中の図書館 ー 110万冊を焼いた大火 』


 

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 『炎の中の図書館 ー 110万冊を焼いた大火』

  スーザン・オーリアン(著)
  羽田 詩津子(訳)
  早川書房

  

 

1986年、LA中央図書館で大火災が発生、2百万冊の蔵書のうち約半数が損傷または消失という被害が生じた。
 
この本は、放火犯として逮捕されたハリー・ピークは有罪なのか無罪なのかといった謎解きだけを扱ったものではなく、LA市と図書館の歴史、役割、そして図書館に関わっている人々(過去から現在まで)をを描く。そして図書館という公共空間のあるべき姿を模索する未来像にも触れている雄大なヴィジョンが心地よい。図書館が主役のドキュメンタリー映画をみているような気分になる本。
 
消火活動により水浸しになってしまった本が多数あったが、それらの大量の書籍の修復方法がどうなっているのか興味があったものの、本書では数行のみの記述。面白かったけれど、もう少し詳しく書いて欲しかった。
 

 



Health Data:

  • Fitness: 7,215 steps, 3.9 km, 10 floors, Pushups 0, Crunch 40, Stationary Bike 0 min.
  • Body: Weight 44.9 kg, Body Fat 20.2 %、BMI 18.10
  • Vitals 116/71/62