『疑惑のチャンピオン』


新宿ピカディリーで『疑惑のチャンピオン』鑑賞。

ランス・アームストロングのRise and Fall についての映画。

ツール・ド・フランス7連覇という記録を打ち立てて引退した伝説のサイクリスト、ランス・アームストロング。しかし、勝利を目指すには手段を選ばない強引な性格から敵も多く、引退から4年後にカムバックした際にかつてのチームメートからドーピングを暴露されツール・ド・フランスでの通算7回の総合優勝記録の剥奪、および、今後の競技からの永久追放という措置をUSADAより受けた。

ランス・アームストロングと弁護士団は、制裁措置についての今後の取り扱いについて、『これは魔女狩りである。』とコメントしている。まさにその通り。ドーピングは自転車競技会に広く蔓延していた。
ランス・アームストロングが禁止されているドーピングを巧みな方法でしていたのは事実、一方で、癌から奇跡的に復帰したのは事実であり、癌撲滅のためのLIVESTRONG財団を発足させ社会運動を行っているのも事実。映画を観終わった後は複雑なmixed feelingで満たされた。