白っぽい花の咲く木にとまりせわしなく蜜を吸う緑色の鳥。
梅に鶯?
いや、これは寒桜。
そして、この鳥はメジロ。
この鳥を鶯だと思ってしまう理由は鳥の色。なにしろ鶯色だから。
じつはウグイスは何と鶯色ではなくて薄茶の鳥。
一方メジロはウグイス色(緑系)。
メジロの特徴は名前のとおり目の周囲が白いこと。
さらに、鶯の主食は虫、メジロは花の蜜。よって桜に来ていたのはメジロなのであった。
尚、「梅に鶯」という言い回しがあるが、これは、梅の木に鶯がやって来る、という意味ではなくて、本来は、人が春を感じるものについて、梅、そして、鶯、と羅列したことであるとのこと。