近未来を舞台に富裕層と一般人の格差に基づいた社会的不平等と闘おうとする主人公の活躍をえがく sci-fi アクション・スリラー。
2154年、人類は2つの世界に分離されていた。貧困も病気も戦争も存在しない、富裕層のみに開かれた理想的な住環境エリジウムは250千人が住むことのできる宇宙ステーション。 それ以外の人々は貧困と犯罪が蔓延した荒廃した地球に住んでいた。地球の住民マックス（マット・デイモン）は仕事中に事故で高単位の放射線を浴びて余命5日と宣告されてしまう。エリジウムに行けば全ての病気を治す治療がうけられるが地球上では死を待つだけだ。そこでマックスはエリジウムに潜入する決意をする。 しかし彼がエリジウムに行きたい理由は自分の治療だけではなかった。彼は人類の不公平を正したいと思っていたのだった・・・。
ラストシーンは脱力。主人公の意思は地球を救うというつもりらしいが、それを可能にするリソースについては何もふれられていないのだから。 話は陳腐だが映像は非常に美しかった。
Syd Mead がセット・デザイナーのひとりにクレジット。
主な出演者：
Matt Damon ... Max
Jodie Foster ... Delacourt （エリジウムの長官)
Sharlto Copley ... Kruger
Alice Braga ... Frey （Maxの幼馴染）
Director: Neill Blomkamp （『District 9』）
2013年USA、109分
