『ソルト』

夏の話題作のひとつ、アンジェリーナ・ジョリーの『ソルト』を劇場にて鑑賞。公開2週目だが満席。セールスは第三位とのこと(一位と二位は、Dinner with Schmucks, Inception)。
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ロシアとUSAの二重スパイであるエヴリン・ソルトが主人公のアクション映画。
ソルトというよりは、アンジーの映画、ということに尽きる。
ストーリー、脚本ともになんら卓越したものがないが、アクション満載なので退屈することはない。
エレベーター・シャフトを飛びながら降下するシーンはあまりにありえないもので白けた。主人公は訓練された人間でありススパイダーマンじゃないのだから。しかし、あちこちが荒唐無稽だらけなのだから、アンジーを観る映画と割り切ればめちゃくちゃさも気にしてはいけないのだろう。

そもそもはトム・クルーズ主演を予定していたが途中からアンジェリーナ・ジョリーに変更となったもので、何しろストーリー自体はヘたれなのだから、トム・クルーズ主演だったとしたらヒットから程遠い結果になっていたのではないかと思われる。